九州 登山記録

【屋久島】宮之浦岳 縦走(その1)~もののけの森と縄文杉~

投稿日:2017年4月27日 更新日:

もののけ姫の舞台とも言われる白谷雲水峡、奥にそびえる樹齢数千年の縄文杉。見どころの多い屋久島の北側エリアからはじまり、九州最高峰の宮之浦岳をはじめとする屋久島の山々を歩き、南の湯泊歩道へ抜ける「屋久島 南北横断」に挑戦しました!

今日はその1日目。楠川歩道から白谷雲水峡、縄文杉へと進んでいきます。

屋久島登山(横断)1日目:楠川~白谷雲水峡~縄文杉~高塚小屋

3泊4日の贅沢な山旅という事で、我ながら濃密な4日間を過ごしたと思います。濃密過ぎて足の裏が若干痛い、なうです(笑)縦走初日は、入る人が少ない楠川歩道から人気エリアの白谷雲水峡へ。苔むす大自然と縄文杉などを愉しみ、高塚小屋まで進みます。マップの赤色の矢印が今回の縦走、横断計画の進路となります!

  • 5:30 民宿「海舟」
  • 6:00 楠川登山道 入り口(楠川歩道入り口)
  • 8:40 白谷雲水峡 入り口
  • 11:10 苔むす森
  • 12:00 太鼓岩
  • 13:00 楠川分れ
  • 14:10 大株歩道 入り口
  • 14:40 ウィルソン株
  • 16:10 縄文杉
  • 17:00 高塚小屋(山小屋泊)

縦走(横断)1日目スタート!

まだ日も登らない夜のうちに起床、出発の準備を済ませたのは食事処&民宿「海舟」さん。

元々は食事処で、3年ほど前から民宿も始めたといいます。そのため、建物が非常にきれいで、お風呂、トイレ、部屋と文句なし。wifiも飛んでおり、食事処ではご主人の美味しいご飯が食べられます。宮之浦港から近く、すぐ隣にスーパーもあって便利。とってもおすすめの宿です(3300円/日)。

昨日は大雨でしたが、今朝は雨が止んでくれました。雲が多い中、焼ける雲を見ながら気持ちを高めていきます。

・・・ついに、屋久島!!!・・・

日本一周後半戦で一番楽しみにしていたと言っても過言ではないため、胸が高鳴ります!

さぁさぁ!いきますぞ!

宮之浦から楠川へ自転車移動

登山のパッキングは宿で済ませ、22kg程あるザックを背負って自転車に乗りました。

めっちゃふらつく(笑)

楠川の休憩所の裏手に自転車を停めて、いざ!

楠川登山道から屋久島横断の始まりです!

今回は(ほぼ)海抜0mから宮之浦の山頂へ行く、いわゆるSEA-TO-SUMMITな挑戦でもあります。

(海にタッチとかはしませんでしたが)

まずは楠川の道路を歩いて山道への入口へ向かいます。

雲が多いですが、大丈夫。明日から3日間は晴れる予報ですし、天気図的にも100%晴れる・・・はず。

まず向かうは白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)

ジブリ「もののけ姫」の舞台とも言われる、苔むす森が美しい所です。白谷雲水峡まではバスが出ているので、99.99%の人はバスかマイカーでアクセスします。一方私は、屋久島を横断したいので今回は楠川から歩きで白谷雲水峡へ向かいます!

初日はコースタイム的に10時間越え巻ける所は巻きながら計画的に歩かねば。

楠川歩道の山道へ到着!

ここからいよいよ本格的な登山の幕開けです。

屋久島は緑が本当に濃い。山道入ってすぐに植物が"ブッワー"と茂っています。

蕗もこのデカさ!なんかこれだけでテンション上がるー!

・・・いやぁ、屋久島、本当テンション上がります(๑´ڡ`๑)

楠川歩道はもともと杉などの木材運搬用の道だったと言います。それが今では登山道として開かれ、白谷雲水峡へ通じる道となっています。

歩く人は少ないですが、ピンクテープはしっかりと付いており、迷う心配はありません。道もそんなに荒れておらず、心配ご無用。

標高が上がると岩や木が苔むしてきました!人ってなんで苔を見るとテンション上がるんでしょうねん。

記念すべき屋久島での初自撮りを・・・一人旅でも自分が映っている写真があった方が思い出になります。なので登山中の自撮りに余念がありません。

2時間程楠川歩道を歩いて白谷雲水峡の駐車場までやって来ました。ゴールデンウィーク直前でこの車の数。駐車場に入りきらなかったらどうするんでしょう??

8:40 白谷雲水峡 入り口

白谷雲水峡は屋久島の中でも一番人気と言えるべき場所。しっかりとした案内所があります。

日帰り登山では1000円、山で泊まる場合は2000円の協力金がかかります。知らんかった・・・。でもまあ、テントサイトの料金だと思えばそんなもんですかね?

屋久島の自然は日本人として、断固として死守しなければなりません。屋久島に限ったことではありませんが、山にゴミの一つも残さないように気を付けないとですね。

苔と屋久杉が美しい、白谷雲水峡

白谷雲水峡へ踏み入れば、そこは美しき苔に覆われた大地。有名無名、大小様々な屋久杉が至る所にそびえ、水は清らかで、ここだけ時が止まったかのような世界。

昨日大雨が降った後なので、苔からは水が滴り、瑞々しい。ここは晴れもいいですが、空を見上げるようなことはほとんどありません。むしろ、曇りや小雨くらいの方が、雰囲気が出て良いような気がします。

この美しい緑に囲まれた空間を歩くのは、本当たまらんですね。

三本足杉、奉行杉など名前の付いた立派な屋久杉もいいですが、どこを向いても、どこを切り取っても絵になる、そんな素敵な場所だと思います。

11:10 もののけ姫の世界「苔むす森」

苔むす森という所までやってきました!いやしかし、先に言ってしまうと、白谷雲水峡は別にここだけでなくほぼ全域で苔はむしています(笑)

苔むす森は一段と苔が濃く茂っており、もののけ姫に出てくる木霊(こだま)が住んでいそうな、そんな雰囲気でした。

苔むす森ね、もうね、めちゃくちゃ苔ってます。入り組んだ根、岩、そして苔。

全てが美しい。

恐らく、私の人生でこれ程に「苔」とPC入力することはもうないでしょう。それくらい、ここは苔が主役の場所なんです。

屋久杉はとにかく太く、大きく成長するため、巨岩を飲み込もうかという勢いで茂っているものもしばしば。植物の力には驚かされます。

12:00 太鼓岩

白谷山荘、辻峠を経て太鼓岩の分岐点までやって来ました!

太鼓岩(たいこいわ)はルートからほんの少し外れた所に位置していますが、展望最高で非常におすすめの場所。絶対的に立ち寄ることをおすすめいたします。

巨岩の上に登れば・・・

"ドンッ!"と、屋久島の森を一望することができる絶景がお待ちしております。

奥に見える山ですか?気になりますか?そうですよね?

あれは・・・九州最高峰であり、日本百名山であり、私が登りたくて仕方がない、宮之浦岳(みやのうらだけ)です!!!

なお、私が自撮りをしそうな場所ではありますが、あまりに神秘的な雰囲気だからか、外国の方が瞑想されていたので自粛いたしました(笑)

一緒に写真撮るの忘れちゃったんですが、ここでドイツ人のご夫妻と仲良くなりました。屋久島のご来光の写真を是非見てみたいとのことで、ばっちり決めて後日お送りしたいと思います。

13:00 楠川分れ、定番のトロッコ道へ

太鼓岩の後は縄文杉登山で定番のトロッコ道へ突入!

白谷雲水峡と縄文杉は別日で周る方も多く、その場合は荒川登山口から縄文杉を目指すのが一般的。白谷雲水峡と荒川登山口からの道が合流するのが、ここ楠川分れという場所になります。

トロッコ道を歩くなんて気分は最高!・・・なんですが、これが結構長い間続くので、最後の方は「まだなのか?」という気分になる方も多いのではないでしょうか?笑

14:10 大株歩道 入り口

トロッコ道から大株歩道(おおかぶほどう)へ入っていきます。

ウィルソン株、夫婦杉、大王杉、そして縄文杉と、有名な屋久杉が集中している場所ですね。

14:30 ウィルソン株

30分程歩きウィルソン株にやって来ました!屋久島の中でも知名度、人気共にトップ3に入るのではないかと思う、大きな切り株です。

植物学者のウィルソン博士が日本の植物を調査し、西洋に紹介したんだとか。

周囲は立ち入り禁止ですが、ウィルソン株は中に入ることができます。

ほう?中には祠があるんですね?

そして、上を見上げれば・・・

きれいなハート型に見えるってんだからロマンチックですねん。

別にいいでしょ?男が一人で一眼レフ持って「一番きれいにハート形に見える場所はどこか・・・」と探したっていいでしょ?涙

ただ見上げればハートに見えるわけではなく、ハートに見えるポイントがあるので、探して見てくださいね。

大株歩道は歩く人も多く、植生保護のためか木道となっている場所が多いですね。縄文杉までの道は特に険しいわけでも、迷うわけでもないので、出発時間さえ間違えなければ初心者の方でも十分歩けます。

荒川登山口から縄文杉を往復する場合、6時くらいにはスタートしないと厳しいのでそこだけネックですね(汗)

屋久島の木は本当にすごい。巨大でパワフル。日本でも世界でも稀にみる多雨地帯ということで、ここでしか見れない植生を楽しむことができます。

こんな木の幹だか根だかのトンネルをくぐりながら・・・

16:10 縄文杉

ついに、縄文杉までやって来ました!

・・・ほう?縄文杉の展望デッキって北と南に分かれてましたっけ?

・・・ググってみたところ、~2017/3/31までデッキの新設工事が行われていたとのこと。つまりは本当にごくごく最近できたということですね。

樹齢数千年と言われる縄文杉。保護のため近くまで寄ることはできませんが、それでもこの大きさ、太さには圧倒されます。

「南側展望デッキから高塚小屋方面に少し歩いた場所からみるこの角度」が個人的には一番かっこいいし、写真映えすると思いますよ!

マーティンとカトリーナと記念撮影。実はここまで何度かすれ違ったり追い越したり、結構な時間一緒に歩いてました。2人は2泊3日で尾之間歩道から横断を目指すと言います。

17:00 高塚小屋

縄文杉から高塚小屋までは歩いて10分程度。マーティン達と一緒に来ました。私と違って2人は2泊3日で横断を目指すので、ここからもう一つ先の新高塚小屋まで進むと言います。私はと言うと、そこまで急がなくてもいいので今日はここに泊まることにしました。と言うか、すでに11時間ほど歩いているので疲れました(汗)

その後、ドイツ人のマリナが来て2人で山小屋泊です。

・・・今日、ほぼ英語しか話してませんね。屋久島が海外の方に大人気だというのも納得です。

この後の山行(2~4日目)はこちら

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