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九州 登山記録

【祖母山~傾山】縦走登山(前編)~祖母山頂からのご来光~

更新日:

九州にある日本百名山の一座である祖母山(そぼさん)から傾山(かたむきやま)へ縦走登山をしてきました!九州の山の中でも人が少なく、とても山深い山域です。

悪天から始まった祖母山の登りですが、その分、山頂からのご来光は感動ものでした。

祖母山~傾山縦走 コースタイム

全体の行程はこんな感じです:1日目は午後からスタートして祖母山の頂を目指します。初日は悪天を覚悟で雨の中、風の中、祖母山に突っ込みました(初めて登る山で何やってんねん)。2日目は天場から夜道を歩いて再び祖母山へ。そして、祖母山の山頂からご来光を望みます。

1日目

  • 11:30 緒方駅
  • 13:00 尾平登山口
  • 14:30 1000m地点
  • 16:30 祖母山九合目小屋
  • 17:00 祖母山(登頂!)
  • 17:30 天場(テント幕営)

2日目(前半)

  • 2:30 起床
  • 4:00 天場 発
  • 5:10 祖母山頂(2回目)
  • 5:50 ご来光

ご来光を満喫した後はロングコース、傾山への縦走に続いていきます。

1日目の山行スタート!

今回の登山は道の駅「原尻の滝」を拠点に、まずはバス停がある緒方駅を目指します。

桜とチューリップと菜の花と滝で最高の景色なんですが、空は真っ白。それもそのはず、南岸低気圧が九州を過ぎて峠は超えたものの、依然として色濃く影響を残しているからです。

しかし、明日の好天に賭けて今日の午後からスタートします!

11:30 緒方駅からコミュニティーバスで登山口へ

豊後大野(ぶんごおおの)の緒方駅(おがたえき)にやって来ました。豊後大野は町営のコミュニティバスが日に何本か走っており、こちらを利用して登山口まで移動します。

豊後大野 コミュニティバス時刻表(長谷川線)

平日と休日でダイアが異なるので要注意です。

前線のピークは過ぎたので小康状態ではありますが、時折雨脚強く、初めからレインウェアにザックカバーで完全防備。

雨だと分かって登山するのは初めての経験ですね、そう言えば。

「コミュニティバス」その名の通り、地元の方の移動が主な目的の路線。この辺は高齢者の方が非常に多く、山麓に住む方の欠かせない交通手段となっています。山麓に住む人は「朝の便で町に出て、買い物と病院を済ませ、次あるいは最終便で自宅へ戻る」と言うから驚き。

そんなこともあって運賃は激安!緒方駅から終点の尾平鉱山(おびらこうざん)まで300円!登山者としては嬉しい限りです。

13:00 尾平登山口

山道をバスに揺られて尾平鉱山に到着。ここから祖母山の登山スタートです。

なお、ここに至る山道は車一台通るのがやっとな程に細い場所が多く、かつ蛇行しているため、マイカーと言えど地元の人以外は運転が大変そうでした。

登山口界隈にwifiが整備されているのに驚いた。豊後大野はここに限らずwifiの設置状況が極めて良好で、観光に注力しているのがよく分かりますね。調べ忘れたことがあっても調べられるし、連絡を取ることも可能。本当にありがたい話です。

さあ、行くぜ祖母山!

尾平から祖母山を目指す場合、入山すぐに奥岳川(おくだけがわ)を渡っていきます。奥岳側はここ祖母山系を水源とする川ですね。

連日の雨で沢の増水が心配でしたが、しっかりとした橋があるので問題なし。

さぁーって、岩を・・・飛んで・・・渡・・・れない(白目)

増水してて岩を渡れないだと?いやいや、どっか渡れる所(上見て、下見て)・・・うん、ない。

渡渉の時がやってきた

本気を出して飛べば渡ることも不可能ではないかもしれない。でも、99%の確率でドボンする未来が見える。

まさか登山開始10分で「断念」するわけにはいきません。

靴と靴下を脱ぎ、裸足で川を渡ります。渡渉(としょう)という奴ですね。まあ、登山してたらいつかは訪れる瞬間だと悟ることにしました。

冷た!めちゃくちゃ冷たい!

濡れた足をティッシュで拭いて再スタート。ここから先に川を渡る場面はないので一安心。

尾平からスタートすると、開始直ぐに「樹林コース」と「尾根コース」の分岐があるはずなんですが、知らない間に尾根コースに導かれてますね、一体どこだったんだ・・・。

(樹林コースは現在立ち入り禁止となっておりました。)

天気が悪くて展望はありませんが、その分、登山路の景色に目をやります。普段は展望ばかりを気にしている私なので、こんな風に足元に目を配る登山も悪くない。

祖母山はアケボノツツジという花が5月になると咲くようで、それ目当てに来る方も多いんだとか。

ガシガシ登って標高1000mまで来ました!

登山口である尾平が600mで祖母山は1700mの山です。標高差1100mを上がるという事で結構大変な登りですね。自分の真上に1km上がっていくと想像すると、分かりやすいでしょうか?

悪天ゆえに、晴天とは異なる景色を見させてくれます。これはこれで神秘的で良いですね。

標高が上がると両側が切れ落ちた尾根歩きとなります。初めて登る山なので、ここからの展望がどんな景色なのかは分かりません。明日の好天に期待しつつ、景色を想像しつつ、今はこの雰囲気を愉しみましょう。

開けた尾根に出ると風が強く、万が一にも滑落しないように慎重に歩きます。今日は風も強い予報だったので想定内ではありますが、尾根を歩くときは気を付けないとですね。

テント場に到着!

祖母山のテント場に到着しました!

ほう、こんな感じになってるんですね?テントを担いではいますが、雨の具合、天場の地面の様子によっては小屋泊も考えていましたが、芝のような地面で雨の影響が少ない。当初の計画通りテント泊にしようと思います。

ただ、このテント場は開けた場所にあって風が強いので、今日のような強風時はテントの設営は気を付けないと。

祖母山九合目小屋

テント設営は後にして祖母山九合目小屋に来てみました。ここは山小屋と避難小屋の中間のような立ち位置で、管理人さんはいますが常駐ではありません。今日は誰もいませんでした。

左に料金箱がある通り、宿泊は2000円(冬季は2300円)かかります。

九合目小屋から先へ進んで祖母山の頂を目指します。しかし、道は雪解けと雨で見事にドロドロであり、心を折られそうに・・・。せっかくここまで来たんだから、行くぜ山頂!

17:00 祖母山 登頂!

祖母山(1756m)登頂です!

ほう?祖母山頂はこんな景色なんですねぇ。

真っ白。うん、知ってた。登山口から既に真っ白だったし。それでも来てみたくなるのが山であり、山頂にはきっと不思議な引力が働いている。「やっぱ真っ白かぁ!だよねぇ!」と一枚記念撮影(๑´ڡ`๑)笑

17:30 テント幕営

山頂から戻ってきました。さっそくテントを張って、今日のミッションはコンプリート。

雨風の中テントを張るのもコツがあり、練習が必要です。久しぶりの雨風テントを愉しみつつ、経験値を稼いだという事にしておきましょう。

お腹空いたので早速ディナータイム。

コンビニでビールが半額(70円)だったので飛びつきました!春だし、山だし!

寝る前にスマホも充電。初めての山、特に視界不良の時はGPSが強い味方となります。雨の時はアウトドアでも使える用のモバイルバッテリーが欲しいですね。

2日目スタート(真夜中の山行からご来光へ)

おはようございます。ただいま朝の2:30でございます。めっちゃ夜やん(白目)2日目の始まりは夜中スタート。何しろ、今日は祖母山の山頂からご来光を望むからです!

2:30に起きて1時間で朝ご飯(ラーメン+モーニングコーヒー)等を済ませ、30分でテント撤収+パッキングという感じ。

満月が煌々と輝いてますが、いくら月が明るいと言えここは山のど真ん中。人口の灯などあるはずがなく、ヘッドライトを消せば真っ暗です。

ヘッドライトを点けていざ山頂へ!

山でご来光を望むとすれば、山頂直下に天場でもない限りは夜中に歩くしかないのです。リスク/ベネフィットのバランスが難しい所ですよね。真っ暗の山を歩くという事は、それなりの経験と度胸がいるし、やっぱりリスクもあります。

5:10 祖母山頂(2回目)

二度目の祖母山登頂です。今日は晴れ予報なので期待していたんですが・・・。パッと見た感じ雲が多い。太陽が顔を出してくれるかどうか、ある意味一番緊張する時間かも。

青みがかった空がオレンジ色に変わることで一日が始まります。地平線のオレンジが濃くなり、太陽の位置は分かりました。後は、あれが雲なのか霞なのかわかりませんが、太陽が出てくれるかどうか祈るばかり。

そして・・・祖母山に新しい朝がやってきた!

5:50 ご来光

キター!!!太陽キター!!!

「日本の皆さん、おはようございます!」と言う訳の分からん気持ちが芽生えるほどに美しいご来光。

雲もありますが、おかげでいい感じに焼けてます。

薄い雲を突き抜けるかのようなご来光は、ただただ美しい。

前にそびえる黒い影は次なる目的地「傾山」です。

「たまんないわぁ、この瞬間の為に生きてるわぁ」そんな思いがこみ上げてきます。

山頂は私一人で独占。強いては、今日だけはこの瞬間を独り占め。最高か。

これから歩く縦走路。あれです、清宮は大興奮につきとにかく騒ぎながらシャッター切ってました

落ち着けと言いたいところですが、こんなん興奮する。これは仕方ない。昨日真っ白だった場所やでここ?

この青空とオレンジ色の太陽が混じり合う時間もたまらないんですよねぇ。ご来光が上がって少しの間、本当に短い時間ですが、空は青とオレンジ(もっと焼ければ赤)に染まります。

今日は雲があるおかげで太陽が力強かった。実は雲が全くないピーカン晴れだと空はあまり焼けません。

山頂はこんな感じ。小さな社は健男霜凝日子(たけおしもごりひこ)の上宮で、雨や霜などを払う天候の守護神が祀られているそうです。

また、一説では祖母山は神武天皇の祖母である豊玉姫神(トヨタマヒメ)を祀ることから"祖母"山と呼ばれるようになったとか!

昨日は真っ白だった祖母山も、2日目の朝には最高のご来光を見させてくれました。

次はここから傾山へと続く稜線を縦走します!上の写真の真ん中にあるピークですね。めっちゃ遠いですが気合入れていきますよ!

・・・後編へと続く。

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