九州 登山記録

【屋久島】宮之浦岳 縦走(その2)~九州最高峰の絶頂へ~

投稿日:2017年4月28日 更新日:

宮之浦岳縦走、屋久島南北横断の2日目です!1日目は楠川歩道~白谷雲水峡~縄文杉と歩いて高塚小屋に泊まりました。同席したドイツ人のマリナがめっちゃお喋りで同い年だったこともあり、今後の人生について熱く語り合った後の話です・・・。

屋久島登山(横断)2日目:高塚小屋~宮之浦岳~永田岳~鹿之沢小屋

2日目は赤矢印②の場所を辿ります。縄文杉から宮之浦岳に登り、対峙する永田岳へ至ります。お宿は永田岳から少し下った所にある鹿之沢小屋。歩行距離は前日と比べれば少し短め。

2日目(今日)

  • 6:30 高塚小屋
  • 7:30 新高塚小屋
  • 8:40 第二展望台
  • 9:10 平石岩屋
  • 10:00 宮之浦岳
  • 12:00 永田岳
  • 16:30 鹿之沢小屋(一旦小屋へ)
  • 17:40 永田岳(また戻って)
  • 19:30 鹿之沢小屋(再び小屋へ)

永田岳登頂の後、鹿之沢小屋へテントを張りに行って、また夕陽を見に永田岳に戻りました。気合です。愛の為せる業です。

縦走(横断)2日目スタート

「タタタタタタッ」

ん??

高塚小屋の中で眠りに就いて夜の12時頃、枕もとで何だか奇妙な音がして目が覚めます。

・・・気のせいか。再び瞼を閉じたわけですが・・・

「タタタタタタッ、タタタタタッ」

いやいや、なんかおるなんかおる!ヘッドライトで辺りを照らしてみると、そこには眩しそうにするネズミの姿が!屋久島の山小屋にはネズミが出没するというのは有名な話です。本当に出るんかと思いながらも、イヤホンで耳を塞いで眠りにつきます。足音がめっちゃ気になる(汗)

朝起きるとネズミの姿は無くなっていました。食料はザックにしまっておいたので特に被害もなく、朝ご飯を食べようとラーメンに手を伸ばした時・・・。

「ザックに侵入して俺のサッポロ一番みそラーメンかじっとるやんー!!!」

マジか。ザックのあの隙間から侵入したんか。ネズ公なめてました。かじられたところだけ取り除いて食べます(涙)

高塚小屋から宮之浦岳へ

高塚小屋から出発し、1時間ほど歩いて新高塚小屋に到着!屋久島の山小屋の前にはウッドデッキがあり、ここにテントで幕営できるようになっています。新高塚小屋は人気の場所という事もあって、ウッドデッキはかなり広いです。ありがたや。

8:40 第二展望台

道中には第一展望台第二展望台という見晴らしのいい場所があり、そこから宮之浦岳を眺めることができちゃいます。これから登る山を見るのはテンション上がりますねん。

右が宮之浦岳、左は扇岳です。

第二展望台を過ぎて、いよいよ宮之浦岳が近づいてきました!屋久島独特の無数の花崗岩が笹の中に散りばめられている光景が、この辺りから楽しむことができます。

9:10 平石岩屋

平石岩屋(ひらいしいわや)に到着!悪天候時やビバークができそうな巨岩があって、岩屋として役割を果たしているんですね。こういう所で寝てみるのも、山を知るのに良いかもしれません。

来た道を振り返ります。いつしか景色は、巨大な屋久杉が占める鬱蒼とした世界から、屋久笹花崗岩が織りなす自然庭園へと変わりました。

前には宮之浦岳へと通じる稜線がしっかりと見えてきました。この瞬間です。山頂への道筋が見えた時、ものすっごいテンション上がります、跳ね上がりますよね!山頂が近づくと、鼓動高鳴り足早に、顔がにやける自分を想うと、本当に山が好きなんだなあと感じます。

周りの景色に何度も見惚れながら、気が付けば憧れだった宮之浦岳はすぐ目の前。早く登りたいような、登ってしまうともったいないような、訳の分からん気持ちを胸に・・・

10:00 宮之浦岳

宮之浦岳(1,936m)登頂ー!!!

きたー!!!

ついに、宮之浦岳まできたぞー!!!

ひゃっほー!!!(うるさい)

景色最高、天気最高!

山頂でお会いした神奈川県のご夫婦とおしゃべりしつつ、キメてるところを撮っていただきました。

山頂でまさかのご対面

宮之浦岳登頂の感動を噛みしめていると「あ、ネズミだ!」という声が!

・・・なんだって?昨日私の睡眠を妨害したアイツか・・・

いったいどんな面していやがるのか、ちょっと見てみましょうかね。

・・・ん!?

こ、これは!?

めちゃくちゃ可愛いやんけー!!!

えー!!!

ちょ、私は昨晩、このプリチーなネズミさんが枕もとを走り回っているのを嫌がったというのか?馬鹿な・・・。こんな可愛いと知っていれば、丁重にお迎えしたというのに。

いや、激可愛いやんけ。「ネズミ」というカテゴリーより、完全にペット枠狙える可愛さやん。

彼はヒメネズミという種類らしく、屋久島で見かけるネズミのほとんどはこの種類だそうです(by ガイドさん)。なので、山小屋でネズミを見てもあまり気にする必要はありません。犯人は実はアイドルだったんです。

まさか持ってきた望遠レンズがこんなところで役に立とうとは。ちなみに、動き回るネズミの写真撮るの、死ぬほど難しかったです(小さいしめっちゃ早い)。

宮之浦岳に対峙する永田岳

宮之浦岳からの景観は、何といってもこの永田岳(ながただけ)が最高にかっちょいい!宮之浦岳に対峙する形でそびえており、山頂は特徴的なギザギザです。

そんな永田岳が次なる目的地。宮之浦岳から永田岳を目指します。屋久島の登山道は雨が降ったりするとすぐに冠水してしまうので、ゴアテックスなどの防水シューズは必須。

永田岳へ取り付く手前に水場があるので、ここで水分補給。

永田岳のまだら模様が近づいてきました。花崗岩が山肌にくっついたかのような、不思議な景観をしています。屋久島の山は山頂直下まで笹がびっしりと茂っていて、笹と岩のコントラストがたまらんのです。

12:00 永田岳

最後に大きな岩をよじ登って、永田岳(1,886m)登頂です!

山頂は大きな岩になっているので、登るときは要注意です。標識は申し訳程度においてありました(笑)

永田岳の山頂付近からはこの通り!対峙する宮之浦岳をばっちし一望することができます!

ザ・屋久島の山を楽しめる宮之浦岳と永田岳。お時間許すのであれば、ぜひどちらも登ってみてください。すんばらしい景色がお待ちしておりますよ。

永田岳山頂でまったり休憩

しばらくしても人が永田岳に来る気配はありません。せっかく独占しているので、山頂でお昼ご飯おラーメンを食べようと思います。どんだけ特等席だ。

この景色を見ながらラーメン!

今日は天気が良いので、下界の(たぶん)永田集落やその沖にある口永良部島(くちのえらぶじま)がはっきりと見えます。種子島も見ることができました。

こうしてみると、SEA-TO-SUMMITした感じがありますね!

それにしても誰も来ません。

宮之浦岳は賑わっていましたが、永田岳はこの日、結局誰も来ませんでした。永田岳はメジャーな登山道から外れた位置にあるので、花山歩道か永田歩道から下山するか、あるいは宮之浦岳から往復する必要があるため、宮之浦岳と比べて訪れる人は一気に少なくなります。

コーヒー飲んでゆっくり休憩した後は、本日の宿である鹿之沢小屋へ向かいます。

16:30 鹿之沢小屋

小屋に到着!誰もいないと思い込んでいましたが、花山歩道から登って来ていた団体さんがいました。

川を渡った先に鹿野沢小屋の(非公式)テント場があるので、こちらに幕営します。

鹿之沢小屋は名前の通り、すぐ目の前に沢があるので水を汲めるしビールを冷やすのに大変便利。山小屋のパーティーに「ビールを冷やしているから間違えて飲まないように」と冗談を残したところで、再び出発です。

トイレは200mくらい離れた所にあります。ここに至る道が滑りやすいので要注意。

再出発先は・・・再び永田岳へ!

わざわざ山頂から一度小屋に行き、幕営準備をしてまた山頂へ。変態過ぎると自分でも思いますが、時間もあるので山頂から夕陽を眺めようという算段

昼には昼の、朝には朝の、夕には夕の美しさがある。

昼と夕方が混じり合う光景。凛とした空気が山頂に流れます。


永田岳山頂から眺める宮之浦岳の夕景です。

光がどんな風に差し込むのか、実際来てみないと分からないもので、左半分は影になり、右半分は夕陽でうっすらとオレンジ色に染まりました。

さあ、夕日に見惚れていたのも束の間。ここからは夜の帳が一気に襲ってきます。今の時期、冬とは違って太陽が水平線に沈んでからも30分程度は光があります。ヘッドライトは準備万端にしておいて、明るいうちになるべく小屋へ!

小屋に戻って来てからは、川で冷やしたビールを愉しみつつディナータイムの始まりです。縦走登山はまだやっと折り返し地点。明日に備えてゆっくりとお休みなさい。

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  1. グリベル より:

    今回の屋久島の山々の写真は唸りました。
    私は写真は素人ですが、ごくごく単純にこの山にいつか登ってみたいと思いましたよ。

  2. フミオ より:

    屋久島の大自然は素晴らしいですね、写真越しでも緑豊かな風景が伝わります。前の記事で見た苔も、ここまで美しいとは。清宮さんの写真の腕も素晴らしいですね!

    最後に、九州最高峰への登頂、おめでとうございます。

  3. 清宮 健太 より:

    ありがとうございます(๑´ڡ`๑)
    しかし、3日目の方が唸っていただけるかもしれません!
    宮之浦岳は「淀川登山口」から往復すれば特に難しい場所もなく、
    多くの方が登っていらっしゃいます。
    いつの日か、ぜひ挑戦してみてください!
    もし登山関係で分からないことがあれば何でも聞いてくださいね(๑╹ڡ╹๑)p♪

  4. 清宮 健太 より:

    フミオさんも旅お疲れ様です!
    しかし、フミオさんの旅は金銭面が心配でございます(笑)
    屋久島の大自然はいいですねぇ!他の場所とは趣を異にした、独特の美しさがあります。
    屋久島は写真の腕が試される場所だと思います。
    特に白谷雲水峡は薄暗いため、ある程度のスペックがないと、緑の苔の美しさを表現するのは難しいかもしれません。
    フミオさんもいつの日か、ぜひ屋久島の大自然を楽しんでくださいね。
    お互い頑張りましょう(๑╹ڡ╹๑)p♪

  5. てんてん より:

    初めまして。てんてんです!
    いつも面白いギャグを連発している、ターボーの娘です。(屋久島。やくしまるひろこで有名な・・・)
    今日、ブログをお父さんと見ていたら、ヒメネズミが載っていました。
    私は今ハムスターと一緒にすごしています。名前は”パン”です。
    (10月31日に家族になったので、ハロウィンにちなんで”パンプキン”の”パン”としました!・・・どうでもいいですが)
    私のパンは15cm位あるのですが、大きさは小さいみたいですね!
    でも、清宮さんのラーメンを食べて、メタボになると思います。
    私はスキーが大好きです!。自転車にも、カメラにも、登山にも全く興味がありません!!!
    (清宮さんすいません・・・父談)
    清宮さんはスキーをしませんか。スキー特集を待っています!(父もスキー、スノーボード、テレマークが大好きです!)
    父は冬山は怖いと言っています!(風景を写真で見ていると、すごくきれいですね!・・・雪崩が怖いのかな?)
    冬山を安心して登れる方法を、素人に教えて下さい。と、父は言っています!
    あと、ビールは、もっとカロリーオフが良いと言っていました。
    (神奈川へ帰って、自転車を降りたら、太りますよ・・・・て!)
          ここで父に交代・・・
    熊本の阿蘇は行きますか?行く?行かない?どうでもいいですが!(”あっそう”ですか!・・・クス!・・・)
    阿蘇の風景はもちろん最高ですが、食べ物で”田楽”が最高でしたよ。(だいぶ待ちましたが)
    それから、馬肉の食べすぎには気をつけてください。
    馬肉を食べた次の日、熊本から大阪まで高速道路で帰るとき、SAを一か所づつ寄って行きました。
    (あたっちゃいました・・・ぎゅるぎゅる・・・・一人前にしましょう!)
    まだまだ阿蘇までは遠いですが、気をつけて旅を続けて下さい・・・では!

  6. フミオ より:

    清宮さん>>

    ありがとうございます。
    そうなんです、私の旅は身軽になった反面交通費と宿泊費(ネットカフェ代)が掛かります。あと、観光も重視したので入場料とかですね。

    最低限の預金は残しておいて、ヤバくなればバイトとかで稼げば良いやと気楽に考えてますね(笑)

  7. 清宮 健太 より:

    ブログ読んでいる感じ、支出ハンパないですもんね(汗)
    かく言う私も人の事を言えない程にお金が減って来ましたが、
    終わってからの生活を考えると、ある程度は必要ですしね・・・
    お互い頑張りましょう!(色々と)

  8. 清宮 健太 より:

    こんにちは!熱いコメントありがとうございます(笑)
    ヒメネズミは本当に小さかったですね!でも、ハムスターも同じような大きさだったような?
    てんてん家のハムちゃんは大きいのかしら?
    冬山を安全に登るのはずばり「悪天」なら登らないという絶対の約束事を創ることです。
    それ以外には雪庇を踏み抜かないように登山道から外れない、
    トレースが無かったら歩かない。初めは経験者と同伴で登る・・・でしょうか(๑╹ڡ╹๑)p♪
    私も昔はスキーをやっていましたが、今はスノーボードですね☆
    阿蘇山は行く予定ですよ!行く頃にはミヤマキリシマが少しは咲いているのではないかと期待しています。
    「田楽」ですね!ちょっと調べてみたいと思います(๑´ڡ`๑)
    都井岬に行ってから、お馬さんを食べるのに抵抗が・・・汗
    でも美味しいですよねぇ!

  9. 次郎 より:

    いやー素晴らしい写真ですね。 感動しました。

  10. 清宮 健太 より:

    ありがとうございます(๑´ڡ`๑)
    屋久島の山々は素晴らしく、ぜひお越しの際には登山にもチャレンジしてみてくださいね☆

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名前:清宮(きよみや)
2016~2017年、自転車日本一周達成。日本一周中に山の魅力に気づき、そのまま登山と山岳写真にハマる。でっかいカメラ担いで日本中の山を歩いています。夢は山ガールと登山すること。


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