北アルプス 登山記録

【北アルプス】後立山連峰 縦走(その2)~八方池に映る白馬三山、唐松岳からみた五竜岳がかっこいい!~

投稿日:2016年10月14日 更新日:

北アルプス、後立山縦走3日目です。1日目は北アルプス初冠雪を白馬大池で経験、2日目は白馬岳山頂へ経ちました。しかし、降雪、凍結の可能性があるため予定していた白馬岳~唐松岳区間の縦走断念、一旦下山して仕切りなおすことにしました。

後立山縦走(3日目):八方尾根~八方池~唐松岳

白馬岳から一度下山しましたが、不帰の瞼を避けて(凍結している可能性があるので)縦走を続けようと思います。

唐松岳の登山道である八方尾根から再び稜線へ上がり、五竜岳を目指します。

八方尾根から唐松岳へ

栂池から八方へのバス移動がはよく分からなかったので、八方までタクシーを利用します。コンビニで買い物を済ませ、ゴンドラアダムへ。

八方からゴンドラまでは歩いてすぐの所。コンビニではホッカイロを買いました。先日の初冠雪で痛い目をみたので、靴下に貼るタイプを購入。これで寒さ対策はかなり強化されたと思います。本当、足が千切れるかと思いましたからね。

ゴンドラアダムとアルペンクワッド

唐松岳の登山では中腹まではゴンドラ&リフトで移動。この辺りはスキー場として拓けているので、登山でも利用可能。有り難く使わせてもらいましょう。

ぐんぐん標高を上げて行きます。ちょっと楽過ぎる気もしますが、下はゲレンデになっていますからね。基本的に歩いている人は皆無。

下の方は紅葉がきれいですね。紅葉が盛りの後立山もぜひ歩いてみたい。

リフトからは雄々しい2つの山がはっきりと見えます。五竜へと続く遠見尾根から鹿島槍を狙うと、双耳峰がきれいに横並びになるので写真に良さそう。厳冬期の鹿島槍ヶ岳を撮りたいので、今後要チェック。

八方池山荘に到着しました。この時点で標高は1800mを越えてまが、ここから1000m程度、さらに標高を上げて稜線を目指します。

八方尾根

唐松側から見ると白馬三山の並びがはっきりと見えます。右から白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳。こうして見ると、鑓ヶ岳は白いのに対し、白馬岳は雪がないと黒いんですよね。標高が高ければ鑓ヶ岳の方が名峰扱いされていたのかも、とか想像したり。昨日は雪化粧をした姿でしたが、1日で雪はほとんど溶けたみたい。

さあさあ、唐松岳山頂を目指して八方尾根を進んでいきます。

石の道や木道、木の階段を進む道ですが、整備が行き届いていてとにかく歩きやすい。唐松岳は北アルプスで最も登りやすい山の一つと言われており、山頂に至る道で危ない場所が全くない、初心者フレンドリーな山と言えそうです。それでいて景色は絶景なんですから、「北アルプスのデビューに最適な山」いうのも納得。

八方池

八方尾根には八方池という池があるんですが、これが絶景ポイントだと聞いていたので楽しみにしていました。池に山が映り込み、白馬三山を写す鏡として有名です。大体どんな被写体でも水鏡になればそれだけで大勝利間違いなしですからね。

水面に白馬三山が映って美しい。こりゃシャッター切る指が止まらなくなります。人も映り込んでいるのがまた良し。なるほど。これは絶景スポットだ。

今は紅葉の盛りを過ぎていますが、紅葉の時期や新緑、残雪の時期にも再訪して、朝日何かと絡めて写真を撮りたい欲求が沸々と。ここは何度訪れても楽しいし、感動できる、そんなスポットだと思いました(๑´ڡ`๑)

八方池から唐松岳を目指しますが、昨日の降雪が日陰には残ってますね。

ほどなくして唐松岳頂上山荘が見えました。快晴の天気で、とても平和な登山でした。ギリギリの戦い、みたいな登山も良いですが、こういった平和な登山も良いもんです。

唐松岳

こちらが唐松岳の山容。300名山だったかな?悪い山じゃないんですが、前後を白馬や五竜と言った名の聞こえた名峰に囲まれているため、後立山の中では地味な存在の方。しかし、ここからの景色は格別。

まずはテントを張ってそれからピークへと向かいます。

テントの右側には唐松岳、左側には五竜岳と、贅沢な眺め。稜線のテント場は、テントで過ごすだけで気持ちいいですよね。これがテント泊の醍醐味。

唐松岳中腹から眺めた唐松岳頂上山荘。赤色でいい雰囲気。かなり大きな山荘です。お店のスタッフの方も明るくて素敵な方ばかりでした。

唐松岳、登頂しましたー(๑´ڡ`๑)

なんか、めっちゃ人がいました。大人気か。・・・何やらドラマの撮影をしているとのことです。撮影クルーの方が、ただひたすらに謝りながらなんとか撮影してました。山頂での撮影はスペース取らないといけないから肩身狭そう。

「山女日記」というドラマの撮影みたい。もしかしたらどっかで映っていたかも!?

唐松岳山頂から眺めた五竜岳は本当に見事。これでもかと、ものすごい迫力で迫って来ます。大地にどっしりと根を生やし、威風堂々とした姿。唐松岳は五竜岳の展望台として非常に優秀です。

唐松岳から眺める夕景

日が落ちてきて山々が輝いてきました。こちらはお隣にある立山・剣岳です。ぜひ登りたい山域ですね。来年あたり、チャレンジしたいぞ。

下界には影・唐松岳が出現。

夕暮れの30分程の間、まさにマジックアワー。まさに魔法の時間です。この時ほどに世界が美しい時間は他に無いのではないでしょうか?朝日と夕日に勝る感動はありません(๑´ڡ`๑)

山小屋に泊まる人は宿の前から見ていましたが、ここ牛首まで足を伸ばすだけで景色が一変するので、ちょっと頑張ってみるのもいいと思います。

後立山縦走(4日目):唐松岳~五竜岳

北アルプス、後立山縦走4日目です!なかなか長い登山となってきましたが、気合入れて頑張りましょう。1日目は白馬大池、2日目に白馬岳山頂へ。一度下山して3日目にら唐松岳へ登ったところです。

唐松岳からご来光を望む

唐松岳で新しい朝を迎えます。今日も快晴を期待させてくれる美しい朝日。どうやら唐松岳頂上山荘の裏手にある小高い山から朝日を眺めている方が多いみたい。よく見ると人の影が映っているのが分かります。

白馬岳側と五竜岳どちらも見やすいと思い、私は唐松岳山頂から朝の景色を楽しみました。白馬鑓ヶ岳や不帰ノ瞼がモルゲンロートで美しく染まり、いい感じです(๑´ڡ`๑)

ただ、白馬岳はこっち側からだとあまり美しい山容ではなく、やはり小蓮華岳からの景色が最も美しい感じですね。

一方、五竜岳、山頂近くの嶮が東西に対して垂直方向なため、朝日や夕日が当たりにくい角度なんですよね。時期にもよるでしょうが、今は五竜岳のモルゲンロートは見えにくいようでした。厳冬期の五竜岳はそれはそれは美しいようなので、白い山肌が朱く染まる所を見てみたい。

唐松頂上山荘~五竜岳

唐松岳、唐松岳頂上山荘に別れの挨拶を済ませ、次は五竜岳を目指して進みます。とはいった物の、実は唐松岳から五竜岳までは参考コースタイムで3時間半ほど。唐松と五竜は結構近いので今日はゆっくりとした、余裕のある1日を過ごす予定です(๑´ڡ`๑)

後立山縦走のモデルコース

ゆとり世代の私。今日は五竜岳までしか進みません。時間が取れるので、唐松で泊まり、五竜でも泊まりと贅沢な進み方をしていますが、普通はもっと進みます。後立山縦走の一般的なコースは以下のような感じでしょうか?

  • 1日目:白馬大雪渓⇒白馬岳⇒天狗山荘
  • 2日目:天狗山荘⇒不帰ノ嶮⇒唐松岳⇒五竜山荘
  • 3日目:五竜山荘⇒五竜岳⇒キレット小屋⇒鹿島槍ヶ岳⇒冷池山荘(or ⇒扇沢)
  • 4日目:冷池山荘⇒扇沢

白馬から鹿島槍ヶ岳まで縦走する場合は最低でも2泊3日、あるいは3泊4日かけるのが普通です。2泊3日でも行けないことはないですが、秋で日照時間が短い場合、五竜岳から扇沢まで行くのは相当キツイので厳しい工程となります。実際に歩いてみた感覚としては、3泊4日かけるか、あるいは無理せずに五竜岳から遠見尾根を介して下山するのがおすすめだと思います。

さあさあ、まずは昨日夕景を撮っていた牛首へと向かいます。

唐松岳をでてしばらくの間がこの区間の危険個所でしょうか。鎖場、高度感のある急な岩場が続くので注意しながら進みましょう。

五竜岳この縦走路から眺める五竜岳は本当にかっこいいです!山はよく”男性的”、”女性的”と形容されますが、五竜岳は極めて男性的。人で言えばさながらボディビルダーのような、筋骨隆々な山容をしています。

緑が少なく、無骨な雰囲気もあって、五竜岳の厳しさを一層引き立てている感じがしますね。

五竜岳が好きすぎて同じような写真たくさん撮ってました。山あるある。

五竜岳の肩に取り付き、そこから程なくして・・・。

五竜山荘

山小屋が見えてきました。肩の少しのスペースを利用して山荘が立ってます。これくらい狭い所だとテント場がなくても不思議じゃありませんが、幸いテント場もあります。

五竜山荘に無事到着!山荘に着いてまず目に入ってくるのは菱形の紋。これは五竜岳の山名の由来に関係している形で、御菱(ごりょう)が五竜に転じたと言われているそうですよ。

五竜山荘~五竜岳

五竜山荘から五竜岳山頂を目指します。写真だと近そうな感じがしましたが、結構距離があって、歩き甲斐のある道です。山荘から山頂まで1時間ほど。

先日の降雪で一部道が凍結しているので、この辺りはかなり慎重に進んでいきます。五竜岳の上の方は非常に鋭い道になっているので、落ちないように気を付けないと。

五竜岳

五竜岳(2,814m)登頂でしましたー(๑´ڡ`๑)

今日も本当にいい天気、山の神様ありがとうございます。五竜岳は当然のごとく日本百名山。後立山を縦走すると白馬岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳と100名山を一気に3つ踏破できるので、嬉しいですね。

ちなみに唐松岳と爺ヶ岳は300名山に選ばれていますよ。

五竜岳から望む鹿島槍ヶ岳

五竜岳の次に控えるのは後立山連峰の主峰、鹿島槍ヶ岳です。

圧倒的な存在感と禍々しいまでのオーラを放ってます。なんかゴゴゴゴッとか効果音聞こえてきそう。後立山の中心にそびえる五竜岳がボスなら、鹿島槍ヶ岳はラスボスっぽい雰囲気。

今日は休日ということもあり、テント場に戻るとなかなかの混雑。これから来た人はテント張る場所に難儀してました。ちなみに、山ではテント場が一杯でテントを張れない場合、強制的に山小屋泊となるため、人気の山域、混む時期は要注意。テント担いできたのに、混んでて山小屋泊は嫌だー。

五竜岳も登頂したし、テントも張ってあるし、後はゆっくりと過ごします。

五竜山荘でお昼ご飯食べたかったんですが・・・実は、五竜山荘の営業が今日(の泊まりでラスト)まで、明日は小屋閉めなのでランチメニューはやってませんでした。でも、あれです。山で食べるラーメンって何でこんなに美味しいんでしょうね(๑´ڡ`๑)

今日のまとめ

八方池は噂に違わぬ絶景スポット、五竜岳も期待を上回る山容で大興奮でした。次は鹿島槍ヶ岳を目指しますが、ここからの縦走路も楽しみです。

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名前:清宮(きよみや)
2016~2017年、自転車日本一周達成。日本一周中に山の魅力に気づき、そのまま登山と山岳写真にハマる。でっかいカメラ担いで日本中の山を歩いています。夢は山ガールと登山すること。


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