登山道具

登山で一眼レフを簡単に持ち運べる神アイテム:Peak Designのカメラクリップ

投稿日:2017年1月14日 更新日:

「登山では一眼レフをどうやって持ち運んでいるの?」という質問を結構頂きます。少しでも荷物を減らしたい登山において、私はフルサイズの一眼レフ+大三元レンズという重量級機材を使っており、カメラの携帯方法はとても大切。今回は私が実際に行っているカメラの携帯方法をご紹介します。

Peak Design「Capture Pro Camera Clip」

何事も便利になった昨今、登山では一眼レフを楽に持ち運ぶことができるアイテムが登場。Peak Designという会社が発売している「Capture Pro Camera Clip(以下、カメラクリップ)」というアイテム。上の画像は公式HPから拝借したもので、カメラクリップを使うとこの通り、一眼レフをザックのショルダーベルトに取り付けることできる。

これにより、重たいカメラを手で持ち運ぶ必要がなくなるので、首や手の負担を大幅に軽減することができ、両手がフリーになるので梯子や鎖をしっかり持つことができるんです。

Peak Design「カメラクリップ」の使い方

購入当時の写真がないので、既にベテラン風の風貌ですが、パーツは変わりません。それぞれの部品をばらすとこんな感じ。これらを組み立て、一眼レフを装着することで冒頭の写真のようにザックに取り付けることができます。

ザックと一眼レフの連結部にあたる「プロプレート」を一眼レフの下部に装着。六角レンチを使って締めますが、六角レンチは付属されてます。

ザック側に付ける「キャプチャープロクリップ」を組み立て、ザックのショルダーベルトに固定します。

クリップでザックのショルダーベルトを上下から挟み、付属のネジで両側を固定する形。

こちらが取り付け完成図。ザックのショルダーベルトに挟んでネジで締めるだけなので、装着方法で悩むことはまずなく、視覚的に理解できます。

カメラをプレートから取り外す時は赤いボタンを押して下に引く。ワンタッチで外すことができるので、ザックにカメラを付けたとしてもシャッターチャンスを逃すリスクは少ない。

右利きの人は左肩に装着。プレートからカメラを外すときは右手の親指で赤いボタンを押して下に引き抜く。再びザックに付ける時は上から差し込むだけです。カメラを差し込むとロック機構が働き、赤いボタンを押さない限り外れない仕組み。落下の心配はありません。

実際に私が使っている画像です(iphone自撮りなので見にくくて申し訳ないです、いかんせん、基本一人で登山しており、サブカメラも持ってないので三脚に構えて撮ることもできず 涙)。

カメラをショルダーベルトの「どの位置」に取り付けるかは好みがあるけれど、上過ぎると取り外しボタンが押しにくいので脇下にカメラが来る位がおすすめです。

実際に装着/脱着しているところです。

簡単かつスムーズに付け外しできるのがお分かりいただけると思います。

Peak Designの公式ページに装着方法の動画があったのでアップしておきますね。

カメラをザックに付けた感覚は?片方だけ重くならないか?

カメラをザックに付ける場合、一番気になるのはこれだと思います。フルサイズに大三元レンズ付ければ1.5kgを超えるので「片方だけ重くならないか?」購入前は心配でした。

結論としては、全く問題なし。

荷物を入れたザックで後ろ側に引っ張られるのと、ザックのショルダーハーネスは体に隙間なく背負うため、カメラがブラブラ不安定になることはなく、片方だけ極端に重くなる感覚もなし。重量級装備をザックに固定してもストレスなく使えます。

一方、D5などフラグシップ機のように最重量のカメラを使う場合や、フルサイズ一眼レフをザック以外の部位で使う場合(ベルトなど)はバランスが悪くなるかもしれません。

プロプレートをカメラに付けておけばそのまま三脚に装着可能

Peak Designのカメラクリップがイケてるのは、そのまま三脚へカメラをセットできること。

カメラ本体に付けているプロプレートはアルカスイスとマンフロットRC2と互換性があるので、ほとんどの三脚にそのままセットできる。三脚にセットするたびにカメラからプロプレートを外す必要が無いので、自撮りする時も星を撮る時もスムーズな撮影が可能。

カメラマンの気持ちがよく分かっているアイテムだと感じます。私は基本的にプロプレートを付けっぱなしにしているので、登山以外の時もプロプレートで三脚へカメラを固定してますよ。

購入時の注意点

画期的で素晴らしいいアイテムだけど、購入にあたりいくつか注意すべきことがあるのでご説明します

Capture Pro Camera Clipを購入して付いてくるのは下記の4点

  1. PROプレート
  2. CapturePRO Clip+ネジ
  3. 六角レンチ
  4. ミニポーチ

あと二つ付いてれば完璧だったのに・・・

一つ目の注意点「パットは別売」

まず、パッドが別売りであるということ。パッドなしで使用すると、カメラが不安定でグラグラ揺れるし、体にクリップが食い込むので使い心地が半減する。Peak Designのカメラクリップを購入するのであれば、別売りのパッドも必須だと思っていた方がいいです。

もちろん、パッドなしで使ってみて必要性を感じなければ問題ないけれど、フルサイズ一眼レフや重たいレンズを付けようと考えている場合、無しでは厳しそう。私は速攻でパットを追加購入しました。

二つ目の注意点「付属のネジが短い」

付属されているネジが絶妙に短い。写真は別売されている長いネジで長さが約2.3cm(手で持つ所を除いた長さ)。ザックのショルダーベルトが太いと、初めから付属されているネジでは長さが足りない。50Lと80Lのザックで使った結果、50Lのザックでギリギリ、80Lは余裕でアウト。

ネジの長さが短くて締まりが緩いと、ショルダーベルトからクリップが外れてしまう事態も考えられるため、50L以上のザックで使うのであれば別売の長ネジが必要な可能性が極めて高いです。

パッド同様、本体だけ買ってみて長さが足りなければ別途購入するのが良いかもしれない。(と言うか、長いネジもまだ短くて、もう少し長くしてくれるといいんだけど・・・。ダンボーさんの頭ほどしかありませんしね。)

パッドは仕方ないとしても、ネジは初めから長短二つを付けておいてくれよという気も。

ネジはM5という規格なので、ホームセンターなどで蝶ネジを購入すれば代替も可能です。

パッドとネジが別売ではあるものの、Peak Designのカメラクリップは本当に良い物なので、一眼レフ、特にフルサイズの一眼レフや重量級レンズを持って行く人にはおすすめですよ。

もちろん、一眼レフだけでなくコンデジでもミラーレスでも使用可能です。

カメラホルスター以外の携帯方法を考える

登山での一眼レフ持ち運び方法を調べていた1年前と比べると、現在はカメラクリップ含め関連情報が非常に豊富。当時はカメラクリップすら情報が少なくて、フルサイズで使えるのかどうか不安だったのをよく覚えてます。

ザックのショルダーベルトに装着するカメラホルスター以外に、どんなカメラの持ち運び方があるのか考えてみました。

首からぶら下げる

一般的なカメラの携帯方法をそのまま山で実践する方法。街中ならまだしも、登山する時にカメラが首から揺れていると歩きにくいし、首が疲れるので微妙。

どうしても首掛けにこだわるのであれば、ストラップを短くして体に固定するのがいいかな?

ただ、梯子や岩場を上るときにカメラがぶつかると思うので、山での首掛けはおすすめできない。

片手で持つ(ハンドストラップ、グリップストラップ)

実は私、山でよくこの方法を使います。カメラクリップと片手持ちの併用ですね。片手だと手が疲れるし、北アルプスの様に両手を使う機会が多い山域では使えないものの、すぐにシャッターを切れる利点は大きい。

便利だけれど、転んだ時にカメラをぶつけるリスクが非常に高いので、山ではあまりおすすめできません。少なくとも、他の方法も持ち合わせた上でやった方がいいですね。

片手持ちで登山する場合はハンドストラップやグリップストラップを利用すると手の疲れ予防になります(カメラのストラップを手首にぐるぐる巻きつけることで代替可能)。

カメラ用のリュックを使うか登山ザックにしまっておく(カメラバッグ)

テント泊や縦走では難しいものの、日帰り登山であれば大きい「カメラ専用リュック」を使う手もある。

登山のログを撮りたいというより、山の中の目的地でがっつり撮影することが目的であれば、移動中はザックにカメラをしまっておいて、目的地に着いたら出せばいいだけです。

あるいは、登山用のザックを使ってレンズやカメラはインナーバッグに入れておき、移動中は軽いコンデジ等で写真を撮り、目的地に着いたら一眼レフでがっつり撮るという手もある。

マウスはお洒落なインナーバッグを出しているおすすめのメーカーです。

カメラ本体はカメラクリップで携帯し、交換レンズだけザックに入れるのであればHAKUBAのドライクッションがおすすめ。防水素材かつクッション性があるので、水と衝撃からレンズを守ってくれる優れもの。

AF-S NIKKOR 24-70mmをSサイズに入れてますが、ちょうどいい大きさです。Mサイズを買ってレンズ2本まとめていれてしまうのもアリ。

ショルダーハーネスに取り付けるCapture Clip以外の製品

Peak Designのカメラクリップ以外にもザックのショルダーハーネスに取り付けるカメラホルダーがあり、Cotton Carrierの「Strap Shot」とCPtechの「b-gip」が有名。

Cotton Carrierはショルダーハーネスのベルト部分にカメラホルダーを組み込むので、初めの取り付けは面倒だけど安定感はすごそう。

こちらのブログ様で詳しい取り付け方が紹介されていて分かりやすいと思います。フラグシップ(一番デカいカメラ)で使っているので、耐久性は相当でしょう。とにかく重たいカメラ+レンズを考えている場合はおすすめかも。

ミラーレスやコンデジなど、軽めの機材であればb-grip UNOも良さそうです。ただし、カメラクリップであればミラーレスからフルサイズ一眼レフまで対応できるので、幅広い用途で考えているならPeak Designの方がいいかも?

取り付け方など、こちらのブログ様で詳しく紹介されていて分かりやすいです。

まとめ

登山に占めるカメラの位置付けによって携帯方法を決めるのがいいですね。写真やカメラが重要なのであれば、妥協せずに一眼レフを持っていきたいです。その場合はカメラクリップなどのカメラホルスターが力を発揮する、移動中の記録はコンデジで良いというのであれば、一眼レフをインナーバッグに入れて持ち運べば済みます。

フルサイズなど、少し重めの一眼レフを山で持ち運びたいとお悩みの人はPeak Designのカメラクリップ、ぜひ試してみてください(๑´ڡ`๑)

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名前:清宮(きよみや)
2016~2017年、自転車日本一周達成。日本一周中に山の魅力に気づき、そのまま登山と山岳写真にハマる。でっかいカメラ担いで日本中の山を歩いています。夢は山ガールと登山すること。


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